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ブログ|入れ歯・定期検診に強い志村坂上駅・志村三丁目駅の歯医者、板橋区志村坂上ゆき歯科医院

当院では、お口に関する様々な情報を発信してまいります。

本当に正しい歯周病の予防法! 予防のプロがきちんと書いてみた

以前虫歯予防について書いてバズった某歯科医院が、今度は歯周病予防について書いてバズっていたのですが、前回の虫歯予防のときほどひどくはないにしても今回もプロから見ると「うーーーーん‥‥」と頭を抱えざるをえない内容。

患者さんがをそれを読んだ結果、間違ったアクションを取ってしまって、健康が失われることになったら本当に悲しいので、「せめてこのブログを読んでくださっている方々には正しいことをお伝えせねばなるまい!」ということで、急遽ブログを書くことにしました。

 

結論

まず最初に結論。
歯周病予防のために、一番大事で、一番最初に、絶対にやらなければならない、最優先最上級絶対必須のアクションをお伝えします。

きちんと毎日歯みがきすること? 歯間ブラシやフロス? それとも禁煙? 生活習慣の改善の方が先かな?

もちろんそれらも重要です。
必須は必須だし、歯科医院としてはぜひぜひ患者さんにがんばってほしいことです。

でも、歯周病予防のため、あなたが取るべき最初のアクションはそうではありません。

 
と引っ張りすぎてもなんなので、そろそろ結論を言いましょう。

あなたが取るべき最初のアクション、それは‥‥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯医者さんに行くこと!

 
です!!!!

 

 

で、で、で、出た~!! 完全に歯医者さんのポジショントーク奴~~!!!!

 

いやー、もう絶対歯医者来てほしいだけやん、金儲けしたいだけやん。
そんなら歯みがき粉とかいろいろ勧めてくれはった先生の方が信用できるわぁ。

 
って思いません?

私が素人だったら、これ読んで絶対そう思いますよ。

だって読む側としては、まず取っ掛かりとして今日から気軽に今すぐ始められるアクションを求めてるわけです。
ちょっと今日の帰りに歯ブラシを買うとか、今日の昼休みの歯みがきからこれにだけは気をつけるとか。もう、ちょっとだけ頑張ったら成果が出る。ああ、このブログ読んで良かったなー。そう思えるアドバイスを求めてるわけですよ。

それが、「歯医者さんに行く」~~~!!??
そんなことやろうとしたら、近くの歯医者をGoogle Mapで検索して、クチコミも見て、ホームページも見てみて、あーここ良さそうだな、って思ったら平日は遅くまでやってなくて、仕方ないから土曜日に行きたいけどあー仕事終わるころには歯医者閉まってるから予約の電話できるのも昼休みだけかー、いや、土曜日に電話すればいいか、土曜日まで覚えてるかな、あーめんどくさ。
‥‥ってなるじゃないですか。
ブログ読んで「じゃあ歯医者の予約しよう!」って重い腰を上げられる人なんてごくごく一部。
そんなごく一部の人にしか向いてないブログなんて意味ある??

ようするに歯医者に来てほしいだけなのね、はいはいわかった、残念残念。

 

‥‥と思いますよね?
メチャクチャわかります。
私だって、こんな勘違いされるようなこと書きたくないです。

でも、プロとして責任を持って断言しますが、歯周病予防のスタートは「歯医者さんに行くこと」しかありえません
これ以外に、今日から気軽にちょちょいとスタートできるアクションはありません

 
なぜそう断言できるのか、次の項目から順を追って説明していきます。

 

歯周病ってなに?

そもそも歯周病ってなんでしょうか? どんなイメージをお持ちですか?

 
歯ぐきから血が出る? 歯ぐきが下がる? 歯がグラグラする?

 
そんな感じで合ってます。

 
歯周病とは、一言でいうと
・歯肉(歯ぐき)が炎症を起こす
・歯を支えている骨が溶ける
病気です。

痛みなどの自覚症状がないことが多く、ひどくなって気がついたときには歯が揺れ始め、いつの間にか歯が抜けてしまう。こわい病気です。

 
また、歯周病菌が口内の毛細血管を介して血流に乗り全身に回ることから、糖尿病の他、心筋梗塞、脳梗塞、肺炎や低体重児出産、骨粗鬆症など非常に多くの生活習慣病に悪影響を与えることが分かっており 1) 、全身の健康の維持のためにも予防が必須の疾患といえます。

 

 

歯周病のこわさ

実は歯周病は歯を失う原因の第一位。なんと虫歯以上に歯を失う原因になっており、じつに4割もの割合を占めています。

 
また、20代前半でも7割以上、30代以降なら8割以上が歯周病です。

データ上はこの程度ですが、実際の臨床の肌感覚では「初めて来院した患者さんのうち、20代は9割が歯周病、30代以降は全員歯周病」という気がします。
データには「歯周病の治療が完了し、その後きちんとメンテナンスしている人」も含まれているので、最初に来院した時点で数えると確率が高くなるのかもしれないですね。

 
まとめると、
・あなたも私もみーーんな歯周病
・その歯周病をほったらかしてみんな歯がなくなってる
です。

 

歯周病の原因は?

歯周病の直接的な原因は、みがき残しから発生するプラークです

 
また、プラークは48時間ほどで石灰化し始め歯石となります。

歯石そのものは細菌の死骸にすぎず歯周病の直接的な原因にはならないのですが、歯石の表面はざらついているため、プラークが非常にとどまりやすくなってしまうのが問題。
このため、歯石というのは間接的に歯周病の非常に大きな原因となります。歯石がたくさんついている状態、イコール歯周病がどんどん悪化している状態、と考えてほぼ差し支えありません。

 

歯周病の治療方法と予防方法

歯周病の治療と予防の方法は基本的に同じでシンプル。
できるだけプラークがついていない状態を維持することです。

プラークがついていない状態が維持されると、歯肉の炎症はおさまり、溶けてしまった骨も(一部ですが)戻ります。
歯周病が進行していない状態となるので、イコール予防できている状態になります。

 
プラークがついていない状態を維持するには
1. ホームケア(日頃の歯みがき)でプラークをしっかり落とす
2. プラークを付着させやすくしている歯石をしっかり落とす
ことが必要になります。

あれ? ホームケアで歯周病が治せる、予防できる、ってことはやっぱり歯医者に行かずとも予防ができるのでは?
いやいや、ちょっと待ってください。次の項目で詳しくご説明しましょう。

 

歯科医院に来てやること:初診~治療完了

歯周病に対して歯科医院で受ける診療をざっくり説明するとこんな感じ。

1. 検査:レントゲン撮影、ポケット検査
2. ホームケアの改善:歯ブラシの使い方の改善、フロスや歯間ブラシのレクチャー
3. プロフェッショナルケア

順に説明していきます。

 

予防の第一歩、まずは現状把握として検査をします。レントゲン撮影とポケット検査ですね。

<レントゲン撮影の例>

<ポケット検査のイメージ>

<ポケット検査結果の例>

レントゲンによりどれだけ骨が溶けているか、ポケット検査により深さを測ってどれだけ炎症を起こしているか、つまり「歯周病の進行度」が分かります。
またポケット検査では出血の有無も分かり、これが「今どんどん悪化しているかどうか」の指標になるので、「現状」と「今後のリスク」両方が分かる検査になっています。

で、そもそもこうやってきちんと検査して、「今自分は歯周病なのか。歯周病だとしたらどのくらい進行しているのか」「今後悪化するリスクはどの程度あるのか」分からなかったら、予防しようがなくないでしょうか?
もし検査しなかったら、「予防以前にしっかりとした治療が必要なことに気がつかない」かもしれないし、治療は必要なくとも「予防してるつもりが不十分で、どんどん悪化している」可能性だってあるからです。

 

次のステップ、ホームケアの改善。
ホームケアなら自分一人でできる! やっぱり歯科医院に来なくてもできることあるやん! うそつき!!

いやいや、それは間違いです。
確かにホームケアは一人でできます。正しいホームケアは最も重要な歯周病の予防であり、絶対必要な歯周病治療の一環です。
でも、ホームケアを改善するのって自分一人じゃムリじゃないですか?

歯みがきの回数を増やすとか、時間を長くするくらいならできるかもしれません。でも、みがきすぎもダメですからね? 当院でもよくみがきすぎで知覚過敏を引き起こしたり、歯肉が下がっちゃったりしている方がいます。むやみに歯みがきを頑張りすぎてしまうと、むしろ悪化させることもありうるわけです。
だから、プロに教わる以外にホームケアを改善するなんてムリなんです。
ましてフロス使ったことがない人が自己流でフロス使うなんて到底ムリ。あれ、糸ですからね。糸でどうやって歯をみがくかなんて、教えてもらわなかったら絶対ムリですよ。
だから歯医者に行くしか手がないんです。

 

そしてプロフェッショナルケア。
仮にホームケアが完璧でも(そんな人はいませんが)、歯石がべっとりついていたら歯周病の悪化は食い止められないと考えてほぼ間違いありません。

そして厄介なのが、歯と歯肉の間のいわゆる歯肉縁下にある歯石です。

残念ながら、「今まで定期的にクリーニングに通っていました!」という方で、ホームケアがしっかりできている方でも、ここにかなりの歯石がたまっていることがしばしば。
「クリーニングをした」といっても大半の歯科医院は歯肉縁上にある歯石を取っているだけ 3) なので、そういったケースが少なくないんです。

歯科医院に、それもきちんと歯肉縁下の歯石を取ってくれる、ちゃんとした歯科医院に行かないと、予防と治療はできないということです。

 

ひとつ補足すると、患者さんによっては例えば過剰な噛み締めが歯周病に関係していることもありますし、その他体質や生活習慣が要因となっていることもあります。
しかし、それらは一部の患者さんですし、来院前から心配するようなことではありません。
そういったプラスαの診療が必要かどうかは、来院頂いた際にきちんと診断の中でつぶしこんでいくので、気にせずまずはご来院頂ければ大丈夫です。

 

歯科医院に来てやること:メンテナンス

最初の検査と治療が終わり、最終的な検査の結果「十分治療できたから、あとはメンテナンスで定期的に来院してもらえれば大丈夫です」という段階に進みます。

メンテナンスは歯周病の状態の維持、リスクコントロールに必須ですが、きちんと内容を説明しようとすると非常に長くなるので、ご興味がある方は当院の予防歯科のページをご覧ください。

 

歯周病検診の必要性について

さて、ここまでの説明で、歯周病の予防に取り組むにはまず歯医者に行くしかない、ということがご理解頂けたと思います。

ところで、先程「歯周病のこわさ」の項目でお話した内容を覚えていますか?
みーーんな歯周病だし、それをほったらかして歯がなくなっているよ、という話です。

 
みんな自覚症状はないけど実は歯周病。歯周病の予防と治療には歯医者に行くしかない。行かないと歯がなくなるし、生活習慣病の要因にもなる。
事実、定期的にメンテナンスに行かない人はどんどん歯がなくなっているし、寿命が縮んでいる。2)

これ、どういうことか分かりますか?

 

成人はみんな一人残らず検診、メンテナンスで歯医者に行かなければいけないということです。

 

で、で、で、出~!!(略)

 

いや、でも、理屈で考えると、いくら考えてもそうなりますよね?

だってみんな気づいてないけど実は歯周病なんでしょ? 治して予防するには歯医者に行くしかないんでしょ? 行かなかったら死ぬんでしょ?? 行くしかなくない????

 
「検診」といっても、例えば「がん検診」なんかは適切な種類の人に適切な間隔で行わなければなりません(リンク先は他サイト)。だれもがむやみに検診すればいいわけではないです。
運動だって、健康に良いのは確かだけど、どれくらいの量をどれくらい真剣にやるかは人それぞれです。週5で何時間もジムに行く人もいるかもしれないけど、「それなりの健康維持」という観点で見ればそんなにヘビーに通う必要はなくて、日頃の習慣の中に軽度~中程度の負荷の運動があれば、健康には十分だと言われています。
だから、健康意識が普通~やや高い、くらいの人が結果的にちょうど良いくらいのバランスになっている。やりすぎちゃうとむしろ良くない、というのが現状です。

でもね、歯科の検診は違うんですよ。
「健康の意識が高い人だけが検診・メンテナンスに通う」っていう現状は間違いで、「全員が検診・メンテナンスに通う」っていうのが理論上最適なんです。

だって、そうしないと死んじゃうし、さらにいうと歯がないせいで食事が楽しめなくなっちゃうんですからね。

 

たった一つの例外。今すぐできること

ここまでさんざん、歯医者に行くしかない、と言ってきましたが、実はたった一つだけ、歯医者に行かなくてもすぐに取り組める、しかも他のどんな取り組みと比べても絶大な効果があるアクションが一つだけあります。

それは‥‥

 

 

 

 

 

 

 

 

禁煙です。

 
詳細については当ブログ「タバコってどのくらい歯に悪いの?」に書いてあるので興味がある方はそちらをご覧頂ければと思いますが、これは本当に効果絶大です。

こう言ってはなんですが、歯医者に行って受けるすべての治療と予防を足し合わせた効果よりも強力です。
世界一の歯科医師と世界一の歯科衛生士に治療を受けるよりも効果的でしょう。

 
逆に言うと、喫煙は歯周病のあらゆる治療と予防を無効化し、なおかつ何倍ものおつりが返ってくるくらい、とてつもなく不健康になる生活習慣です。
現代の歯学では世界一の歯周病の名医でも喫煙者を歯周病から救うことはできません。喫煙者の歯はなくなります。慢性的な歯周病により生活習慣病も引き起こされていく可能性が高いでしょう。

 
もし歯を失いたくない、死にたくないのであれば、禁煙するしかありません。

これだけは唯一歯医者に行く以前にやれる超重要アクションです。

 

まとめ

・歯周病を予防するには歯医者に行くしかない
・っていうか、「歯周病を予防したい」「気になる症状がある」と思った人だけが歯医者に行くんじゃなくて、一人残らず検診・メンテナンスのために歯医者に行った方が良い。さもなくば死ぬ。
・でも歯医者を間違うと、歯周病の予防も治療もちゃんとやってもらえない。良い歯医者さんを探そう。
・あと禁煙だけは歯医者に行く前から今すぐやっていい。メチャクチャ有効。

 

きちんとした歯周病の治療と予防に取り組みたい方は、都営三田線 志村坂上駅徒歩5分、板橋区志村坂上ゆき歯科医院まで。

当院では、歯周病とあわせて、虫歯についても徹底的に予防するためのプログラムを組んでいます。
もしいま特に歯が痛いなどの症状がなければ、お電話で「検診を受けたい」と言ってご予約頂ければ大丈夫です。

 
ゆき歯科医院の場所や診療時間:
https://www.yuki-dc.jp/access/

ゆき歯科医院の予防歯科の流れをご覧になりたい方は:
https://www.yuki-dc.jp/prevention/

 
1) 『歯周病と生活習慣病の関係』(財団法人8020推進財団)
2) 来院される患者さんを見ている肌感覚が根拠で、データはありません。
3) 『健康長寿社会に寄与する歯科医療・口腔保健のエビデンス 2015』日本歯科医師会

SRPとは? 歯科衛生士全員でセミナーを受講しました

NDL mint-seminarのSRPセミナーを歯科衛生士3人全員で受講しました。
セミナー当日は歯科衛生士が不在となったため、患者の皆様にはご迷惑をおかけしましたが、ご理解ご協力ありがとうございました。

 
SRPとはScaling and Root Planingの略で、歯と歯ぐきの間、深い場所についた歯石を除去することに加え表面を平滑にすることで、歯周病を治療する手技のこと。歯科衛生士の最も重要な技術とも言われます。(といっても、SRPを全くやらない・できない歯科衛生士も少なくありませんが…)

↓SRPではこのスキマについた歯石を取って治療していきます。

 
また、NDL mint-seminarは歯科衛生士のセミナーを主催する最も著名な団体の一つでもあります。

 
通常は定期的に開催されているセミナーに申し込み、セミナー会場で受講する形なのですが、医院に出張してもらうこともできます。
医院に出張してもらった方が、より少人数で一人一人に時間をかけて指導してもらえますし、何よりそうしないとスタッフが休日に受講しに行かざるをえなくなってしまうので、今回は出張セミナーでお願いしました。

 
セミナーは「ベーシック」「ミドル」「アドバンス」の3段階。
6/8(月)~6/9(火):ベーシック
7/6(月)~7/7(火):ミドル
9/7(月)~9/8(火):アドバンス
の日程で受講していきます。

内容は基本的な手技のおさらいからのスタートではありましたが、6月・7月いずれのセミナーも日頃の手技が見直せて勉強になったようです!

9月の受講の際にも、ほぼ終日歯科衛生士が不在となるためご迷惑をおかけしますが、ご理解頂ければ幸いです。

 
 
きちんとスキルを持った歯科衛生士に歯周病の治療を受けたい、検診してもらいたいという方は、都営三田線 志村坂上駅徒歩5分、板橋区志村坂上ゆき歯科医院まで。
お電話でご予約の上、お越しください。

 
ゆき歯科医院の場所や診療時間:
https://www.yuki-dc.jp/access/

歯周病の治療も含めた、ゆき歯科医院の予防歯科の流れをご覧になりたい方は:
https://www.yuki-dc.jp/prevention/

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